こんにちは、今回は最初なので私がしている『交通事故調査業』とはどんな仕事かを、なるべく専門用語を使わずにお話してみます。 ざっくり説明すると事故の状況や現場を調べる仕事であり、依頼元は保険会社が殆どで弁護士からそこそこという感じです。
交通事故調査業とは?
読んで字のごとく、交通事故を調査する仕事です。 まずは調査会社に所属している私はどのような経緯で調査する事になるのか、からご説明します。
- 保険会社から調査会社へ依頼
- 調査会社が担当地区の調査員へ振り分け
- 調査員が調査・レポート作成
- 調査員が調査会社へレポート提出
- 調査会社でチェック後に保険会社へ報告
あまり居ませんが、個人で仕事をされている方は調査会社と調査員が一緒な感じですね。
保険会社内に調査部署があったりするから、調査会社同士は少ないパイを取り合ってるよ!
どうして交通事故調査業があるの?
これの一番の目的は『適正な保険額の算出のため』です。 よく聞く過失割合(交通事故の負担金額の割り合い)が 何対何なのか を決めるための調査をするわけですね。
動いている車同士の事故で10:0は殆どありません。
10:0になるケースにどんなものがあるか、追々紹介します。
少し前は多くの保険会社が代理店(個人で一般人に保険の営業やサポートをする店舗)に業務をサポートして貰っており、事故が起きると代理店の人が事故現場まで行っていたわけです。 そこで相手の人や相手保険会社(代理店)と話し合いをして過失割合を決めたりしていたわけですが、ネットの普及によりインターネットで保険に加入できるようになりました。
すると(悪い言い方をすれば中抜きをする)代理店が必要無くなり、お客さんは安価で保険に加入ができるようになったわけです。 ただ、代理店が減った事・必要以上の人員が保険会社に居なかったり、各地域に保険会社の事務所が無かったりする事で、事故の対応が出来る人が足りなくなってしまったわけです。
初めての事故だったり気が動転していたりすると、代理店の人等が来てくれない事が心細く感じてしまうわよね。
でも、それで保険料が安くなっていたりします。
いざ事故が起きた時にどのようなサポートが欲しいかを考えて保険を考えてみましょう。
それで昔は複雑な事故の時だけ依頼していたのですが、ある程度簡単な事故も調査会社に依頼するようになったわけですね。 ですが、専門の人間が作る事で質の高い資料や正確な調査ができるようになりました!
ちょっと自画自賛っぽいけど、やっぱり餅は餅屋ってワケ!
調査会社が出来る仕事は多々あり、上げるとかなりの数になるため幾つか例を挙げますと
このようになります。
ちなみに警察署では個人情報の取り扱いが厳しくなり、ほぼお話は聞けなくなりました……。
残念だけどこれも時代の流れよね。
いかがだったでしょうか、多少なりともどのような仕事かわかって頂けたでしょうか? 初回なのであまり長くならない内容にしてみました。 少しずつ仕事内容を掘り下げていきたいと思いますが『いざ事故が起きたの為にしておいたら得する運転方法』も書いていきたいと思っています。
それでは今回はこのあたりで終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それでは皆様、趣味で活きるカーライフを!
のい
子供の頃からゲームと漫画を糧に生きてきた人。 大人になりレザークラフトの趣味が追加され、仕事として交通事故調査業に携わっています。 趣味があってこその人生!
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